☆あふたー7☆

ゆにしがわ

日時2008.1.26-27
旅行名プチ卒業&プチ誕生日旅行
場所日光/鬼怒川/湯西川
人数2人
コンセプト雪を見に行く

1.前段階?

去年の秋ぐらいだったか、そろそろ旅行がしてーなーなんて思い始めたのも
給料がなんとかなりそうに決定した後だったのは言うまでもないが、
そういうことで、12月の深夜の池袋でパンフを強奪し、場所を調査。
…していないウチに年が明け、旅行日の約1週間前。
自宅でネットを使い、適当に調べる。
訪問地は日光・鬼怒川方面ということで決まっていた。
理由は近場にして交通費がかからない分宿を豪華に!ということだ。
旅行で一泊といえば、最低限温泉が必要である。
そして時期は冬。
雪を見ないことには始まらない。
しかし如何せんワンパンチ足りない。
「なんかこうピーン!と来る殺し文句がないものか…ん?
〜湯西川温泉郷、春の訪れが最も遅い平家の隠れ里〜
「キターーーーーーーーーーーーーー!!!
ちょうど、東方妖々夢(一向に来ない春の原因を探しに行くのが目的?のSTG)をプレイしていた事もあり一発で決めました。
しかも時期的に、日光・鬼怒川辺りでは雪は積もっていないようで、
鬼怒川よりさらに北西、山の中に位置するこの湯西川は雪を見るという意味でも都合が良かった。
そんなこんなで前準備。


2.まずは鬼怒川温泉駅を目指す

旅行前日の25日、自らの誕生日を夜勤中に迎え、明けのお昼に大宮でフリーパスを買って、帰ってから爆睡。
夜にツカサ氏が前日入りで来てくれました。
確かメシ食った後、ウチで軽く飲みながら真面目な話してた気がします。
「なんか明日の夜にするような話を今してる気がするな…」
こんな明日の夜を前倒しまくってるのもなんなんで、2時過ぎくらいに寝ました。

東大宮駅を朝6時過ぎに出まして、大宮で乗り換え。
乗り換え時間の間に、朝飯の駅弁を買おうかどうか迷いましたが、買わずに進む事に。
この選択が後に、間違いであった事を知る…
大宮で東武野田線に乗り、春日部まで。
春日部から東武伊勢崎線で日光まで行こうという日程です。
ここで一度電車に乗ったら降りるまで、2時間程。
この時間に朝飯を食おうと思ってたのに。
油断してました。
春日部では駅弁みたいなのが売ってなかった上に、電車は微妙に混雑。
動物園とスキーへ行く客がわんさかいました。
ようやく座れて、外の風景を見ながら
「腹減ったな…」
と負け犬の様なセリフを吐きましたが、もうどうしようもなく…
ともかく9時半頃に鬼怒川温泉駅に辿り着きました!


きれいな駅
観光地っぽい駅です。時間が早かったし、人はあまりいませんでした。


鬼怒太
駅前に鬼怒太が現れた。
メタル系だしサンダガ剣みだれうちが効きそうな気配。


ここでとりあえず朝飯を調達。
えびバーガーと焼きそばとマックスコーヒー500mlを購入。
えびバーガーはすげえうまかった。
…マックスコーヒーはPBで買うもんじゃないな…

朝飯を済ませた所で、次は東武日光駅を目指す!


3.日光東照宮散策

はじめは予定に無かったものの、ツカサ氏の希望により訪問する事に。
後から振り返ると、見所ってここ位しかなかったなぁ。


きれいな駅
ペンションみたいな駅です。さっきの駅もだけど、ここもキレイな駅だった。


さて、目的地までバスを使うか歩くかだが…

きれいな駅
誰だ剥がしたヤツァ


バス待ちも多いし、歩いてもそこまで遠くなさそうだったので歩く事に。
天気は良かったが、さすがにワンランク寒いのがわかる。
まぁ歩いてるウチに暖かくなるだろ…という事で出発。
出発し、5分後位でとある看板が目に付いた。


藍さまー☆
うおぉぉぉぉっっ!!!!


幸先が良すぎです。 こんな所でお目にかかれるたぁな…
興奮覚めやらぬうちに目的地へ到着。
坂道を歩いたので結構疲れた。

こっからは写真ラッシュでいきましょう♪


ワンポイントがなんかいい
庭園の池はモロ凍ってました。


被写体は右下
写真を撮る男を撮る。このアングル好きです


Lunaは8分咲き?
樹齢500年の金剛桜。現在0分咲き、Normalは3分咲き


昔誰かがここで瞑想していた…
なんかインスピでこういう写真ばっかり…


ツカサ氏より提供1
見物客が写ってる〜これ何の鳥居だったっけ?


ツカサ氏より提供2
誰か忘れました。どっかの門の横にいた気がしますが…


被写体は左下
しっかり反撃されてました。


ひと通り回り終えて。
しかし、こういった所に来ると彫刻技術はすげえもんだと思いますね。
自分は彫刻刀で彫ったりするのが大の苦手なんで…
よくもまぁ細かい所まで複雑に造ってあるもんだと。
しかも現存してるってのがすげえ。
管理も大変でしょう。
他には、実は去年厄年であった事に気がついたり、徳川家光の墓があるらしかったり
知らない事がたくさんで勉強になりました。
ちなみにツカサ氏は博識でした。
さすがですね!
…あたいもちょっと日本史勉強しようかしら…


4.日光はユバらしいね

散策を終え、駅まで引き返す。
そこそこ歩いたので足が痛い…運動不足ですね。
来る途中、通りがユバユバしてたので、ユバ料理でも食うかという話になりまして。
一件の喫茶店みたいな店へ。

メニュー見るとユバ弁当みたいなのがあったので、それを注文する事に。
値段は1600円!!
昼飯にしちゃあ豪勢ですね〜
運ばれてくると、御膳に乗ったプチ懐石料理っぽい雰囲気の料理が。
おばちゃんが、ひとつひとつ料理の説明をしてくれました。
おお、さすが観光地。
ユバって何?って感じでしたが、食ってみると、おお!これがユバか!となります。
量が少なく見えたワリには意外とボリュームあった気がします。
疲れて腹も減ってたので、食う前に写真撮るの忘れちった…ので途中の写真です。


食いかけ
写真では絶対わかんないけどコーヒーゼリーにすらユバ!


そして、お釣りを間違われそうになるアクシデントも許容範囲内。
店を出て、途中でしそ巻き唐辛子をおみやげに購入。
来るときにも見掛けたガストに横の男は「チッ…」としながらも到着。
次はいよいよ湯西川へ向かうぜ!!


5.湯西川温泉郷上陸

電車に乗ること…40分あまり。(たぶん)
地図で見るとこの駅は何かとんでもない所にありそうだが…


駅のホーム
トンネルの中とは予想外!!


なんとトンネルの中にホームが…
エレベーターで地上に出てみる事にしました。
すると、湖が!!
うっかり3秒ほどチルノと紅魔館を探したわけだが、バスが来ていたので乗りました。
物凄い山道を通っていくバス。
バスの中では湯西川温泉郷の歴史が流れていまして…
そこでふとバスの料金表に目が留まる。
「おい、運賃の変動が… 「ん?バス運賃600…700、バカな!」
「おいSCOP!バスの料金はいくらになった!」
「900以上だ…!」
グシャッ(空のタバコ)
というわけで920円も払う事に。
こいつは予想外だった。
しかし…この山道を20分以上グネグネ走っているんならしょうがないか。
暗くなってきたし、雪も降ってきたし…

終点まで行かずにバスを途中下車。
なぜかというと、実は初詣をしていない為、初詣をここで済ませようという魂胆です。
地図上には神社があった筈…
妄想博麗神社を炸裂させて、辺りをきょろきょろ…
なんか潰れた神社の成れの果てみたいなのがあったけど、 さすがにあれはないだろう…しかし一向に見当たらん。
しょうがないので、近くの旅館の従業員に聞いてみる。
「この辺に神社ってあります?」
「神社ねぇ…ここには向かいにしかないけど、あれはさすがにねぇ…」
ビンゴか。
あれが神社だったのか…
初詣、おみくじのチャンスなど、さっきの日光東照宮でいくらでもあった。
それがこの結末とは…


終着駅
何だ、この奥から感じられる邪悪なコスモは…


「…行くぞ!」
「…マジで?おk!」
20〜30センチは積もっているであろう、誰も立ち入った形跡の無い神社への道を歩く。


水がめか井戸か?
昔、滅ぼされた村が…というテロップがいよいよ流れ始める


程なくして、辿り着いた場所は。


賽銭箱すらない
間違いなく、霊夢などいるわけがない。
初詣どころの騒ぎではない。


「ねーよ」
「ねーな」
というわけでとぼとぼと引き返す。
バスを途中下車した意味がこれでなくなった。
しかし10分ほど歩いた所で、喫茶店の門(看)番(板)を発見。


めーりん
ここにめーりんとは、癒されるわぁ…寄ってもよかったか?


それから少ししてバスの終点が見えた。
ここから坂道を歩くのはわかっていたが…どれくらいかかるんだろうか?


普通に冬景色
雪もしんしんと降っている


結構な坂道を登る。
普通に雪道で、普通に雪も降っている。
さいたま市ではありえないだろう。
辺りはすっかり暗くなったわけだが、川の方で何か光が。
よく見ると…異魔神が「げっこう」で月を造っているのが見えた。


げっこう
んなわけはなく、小さいかまくらの中に蝋燭を立てて飾るイベント中だったみたい。
魂にしか見えんけどw


その後、チェックインの予定時間を過ぎている事もあって、宿から連絡が。
「今歩いています〜」と告げると、迎えに来てくれました。
とりあえず、そこから車だったので宿にはあっさりと着いた。
靴はびしょびしょだし、無駄に疲れた〜
それにしてもまた初詣のタイミングを逃してしまった…


6.旅館はいかほどのもの?

到着しました。
フロントが2階にあって、チェックインをしました。
ロビーのイメージはスキー場の暖炉があるログハウスみたいな感じ。
剥製がなんかすごかったですね。
部屋は3Fで、トイレなし6畳+4畳の10畳和室!
広すぎです。
着くなり、一服をして茶を飲んでガンダムを見ました。
そして18時半頃になったので、1F、いや地下1Fの大広間を目指す…

寒々とした階段と廊下を経て、辿り着いた大広間。
所々に囲炉裏が存在し、そこを囲んでいる客。
家族連れ、女二人、カップル、会社の旅行のおっさん方といった顔ぶれはもはやセオリーか。
席を探すと「〜様」という札を見つけて座す。
そこにはお膳と鍋と囲炉裏に突き刺さる串の数々…
今回のコンセプト、旅符「宿と宿飯は贅沢に」
最初は宿を贅沢に、飯については何か近くに名産系食えるところあれば…と思っていたが
地図見た感じリスクマックスだったので、宿飯を贅沢に、を追加したわけですね。
ご飯と味噌汁と日本酒を運んでもらってきて、
おかみ&ボスおかみさんが色々と料理の説明をしてくれました。
以下、写真付きでどうぞ。


駅のホーム
お膳は主に山の幸、川の幸。


囲炉裏の串焼きが焼けるまで少し時間かかったのもあってか、
序盤は怒涛の勢いでお膳をオカズに米をガッ、としてました。
この中では天婦羅がうまかったなぁ!
そういや左上の鍋ってなんだったっけかw
確かツカサ氏とセロリの話をしたような気がするが…


串連打
必殺の囲炉裏串☆


今回のメインはやっぱこれか…
焼くのに苦労したとうきび、白いのは餅、魚は鮎の塩焼き、地鶏の串焼き、
竹みたいなヤツは、火側のほうに小鳥の肉をすり潰したすり身がちゃんとあります。
この中でベストを上げろと言われれば、間違いなく地鶏の串焼き。
ヤベかったよ、マジで。
普段食ってる焼き鳥は一体何なのさ??って位、別次元の衝撃でした。
かなりでかい串焼きでボリュームもMAX。
後は、魚の塩焼きをこんな形で食うのはやっぱいいね!


風情があって
キンキンやで


もうひとつ、決定打になったのはこれ。
写真で見たときに、これだっ!って感じになりました。
社会人になってから日本酒はあんまり飲まなくなったけど、好きっちゃー好き。
しかも冷酒好きなもんで、このキンキンさにはやられました。
うまい飯に、キンキンの冷酒のコンボはマジな贅沢です。
確か「日本酒は苦手」と言っていたツカサ氏でしたが、気付けばオレより飲んでたじゃんよw
ちなみに、熱燗で飲みたい場合は囲炉裏にこのまま突き刺せばいいそうで。
すげぇな…


最後の鍋
クマタソ鍋です


オプションでつけたのがこれ。
正直少し足りないかな〜って思ってつけたんですが、全くそんな事は無く。
むしろ多すぎました。
飯も3〜4杯食ったし、夕飯終了時には撃沈してましたとさ。

部屋に帰ってしばらく動けなかったので、1時間ほど休憩の後に風呂へと赴く。
まずは、館内風呂へ。
何だかんだで歩き詰めだったので、温泉は気持ちが良かった。
風呂好きなワリには、普段なかなかアパートで湯船に入る事がないので
こういう機会は貴重な時間です。
館内露天もいい感じです。
やはり露天に入るのは、雪が降る冬の夜が一番ベストでしょう。
「音も無い世界に舞い降りた〜I was snow…」
有名な格言です。
雪の降る北海道に生まれて、何かよかったなぁ…と思うのでした。

さって、先程から「館内風呂」だの「館内露天」だのと強調してるのにはワケがあります。
ここにはもういっちょ、別な露天が存在する!
一度、館内風呂から上がって着替えて、宿を出て…
そう、真の露天は離れにあるのです。
寒い中、浴衣姿で離れへと向かいまして、脱衣所見た感じでは誰もいない。
ラッキーな貸切状態ですね。
さすがに、露天風呂オンリーは広かったです。
いいね、やっぱ雪景色に湯船の中の木の葉などは…

部屋に戻ったら、前日の睡眠不足や何やらで、早めの就寝w
部屋の写真をあげて、初日は終了です。


トイレなし10畳
…さりげなく映るドクターペッパーがポイントw



7.かまくら祭りだって?

起床。
まずは朝風呂へと出掛ける。
なんかめちゃめちゃ寒いと思っていたら、窓開いてんだもんな…
宿泊では朝風呂はガチでしょうな。
朝食後、温泉街までのバスに乗車。
今日の狙いはかまくら祭りだぜ!
っとその前に宿を撮った。


宿
ほんのわずかしか撮る時間がなかった。
もう少し枚数撮りたかったが、容量がギリギリなのはお約束w


無事に、会場へと到着。
こっからは写真でどうぞ☆


会場入り口
朝っぱらから思ったより人がいる!


立ち並ぶかまくら
子供がはしゃぎながら雪玉投げていたり、そりコーナーで遊んでいたり…
雪があまり無い所、出身なのかな?
冬が来たなぁ…という新鮮味はあるけども、
さすがにそういう初モノっぽい新鮮味はないけどねw
でもそれが羨ましく映る。


くつ
雪国出身なら、この写真はちょっとおかしいはず。
夏靴冬靴の概念があるからね。
雪が降らない所には、そんな概念が存在しない事を知った時はカルチャーショックでしたね。


食料
ユバの肉まんです。
食べてみると…うん、ユバの肉まんです。


湯西川温泉駅までのバスを待つ間に、ちょっと買い物を。
壁掛けのタペストリーを購入しました。
タペストリーといえば、ホワプリのやつどこさいったべかw
おっと、思わず素が。
そして無事にバスへ乗車。
しかし、この後の予定を全く決めていなかった為、大変な事に…


8.どうする事もできないにゃ

帰りの時間までには余裕があるので、どっか行くかという話になりましたが…
全く考えが浮かびません。
やはり移動手段が電車と徒歩、しかも田舎では厳しい。


途中下車
とりあえず、鬼怒川公園駅で下車。
公園ってついてるから公園があるんだろうという安易な発想より。
駅中はキレイで、さっぱりとしていました。


ハクタク?
ちょwwけーね先生ww
違法行為とか利用だとか、何の話だ…w


魔への入り口
小さいトンネルの上に公園の文字が。
寂れ臭がプンプンしてきます。


破壊
あまりにも何も無さ過ぎて、ツカサ氏が破壊してしまいました(嘘)
デフォのベンチでこの状態…寂れるにも程があるぜ


結局何か無駄に時間を潰した感が否めませんでした。
しかし、鬼怒川は何もない。
確かに温泉街ってのは見所ってのはそんなに無いものではあるが、
(草津は湯畑など結構見所はあります!)
草津や箱根の様に店が立ち並んでるわけでもないので…
下調べのマズさがここで浮き出てきました。
許せ、ツカサ君よ。
よく考えれば、初日も彼が日光東照宮を提案しなければ、どうなったかわからんし
かまくら祭りでさえ偶然の産物。
(1/25の金曜日から開始…それにあわせたわけでは全くなかった)
帰りはずっと徒歩の旅。
唯一の見所かもしれん、渓谷に架かる橋からの1枚を載せておきましょう。


渓谷
ここからの眺めには救われたにゃ


全部で4本の橋があって、一応渡ってみました。
(あれ?全部渡ったっけ…?)
後で知ったのが、鬼怒川では夏は色々できるらしかった。
それと、せめてレンタサイクルでも借りれば最強だったかも。
一気に移動範囲が広がりますしね。
次回の旅は、レンタサイクルにも重点を置いて考えましょう。

その後、鬼怒川温泉駅まで徒歩で戻り、近くの中華屋で昼飯を食いました。
そこで久々にジャンプを読んだら、越前VS幸村の序盤戦でした。
どうでもいい話ですが…


9.総評

今回の旅のコンセプト。
「雪」「温泉」「宿贅沢」
お題はオールクリアかな?
誤算をあげてみましょう。

・初詣が延期に
これは大誤算でした。
地図上の神社マークの意味は一体何だったのか?
2月予定の山形訪問時に延期せざるを得ませんでした。

・2日目の予定
上述の通りに、失敗。
少し時間あるから、寄っていくか、という考えだけでは通用しません。
訪れる予定が無くとも、何があるのか?位は調べて行かないとダメですね。
場所が街ならともかく、田舎+1泊2日の短期日程ならなおさらの事。
時は金なりです。

とはいえ、貴重な土日を使っていく旅行っていうのはすっきりしますね。
完全リフレッシュ休暇です。
経費も余裕で2万オーバーしたけど、その価値は十分にあった。
旅行は個人的には少なくとも年2〜3回は必要ではないかと。
次はいつになるんでしょうかね?
ともかくお疲れ様でした!


萌え雪だるま
ゆっくりしていってね!